お通夜に行けない奥さんと何もできない私。

  私は地元の寿司屋でアルバイトをしている。

 

  大将ご夫婦とその息子さん、社員さんの4人で切り盛りしている小さなお店である。

 

   皆さんとても優しく、中でも大将の奥さんは

 

「お腹減ってない?」「あれ食べる?」

 

  と、私を気にかけて下さる、明るくていつも笑顔な方だった。

  私はそんな奥さんのことが大好きなのだが、先日出勤した際、奥さんがため息ばかりついていた。

  何となく元気もないように見えた。

 

  気になって尋ねたところ、どうやらご夫婦の親戚の方が亡くなったらしく、その日はその方のお通夜だという。

  行きたいのだが、予約のお客様もいる。

どうしても行けなかった。

 

  聞けば、お通夜の開始は19:00で、店から1時間半から2時間ほどかかる場所らしかった。

  どう足掻いても、当時20:00を過ぎたところだった時点で、奥さんがお通夜に行ける可能性はないに等しかった。

 

  私がこの店で働き始めて3ヶ月ほど。

  「お店のことは私に任せて、今からでも行ってきてください」

  とはとても言い難い。

 

  ため息をついて、「行きたかったな」とこぼす奥さんに、私は何もできなかった。

 

  もっと私が頼れる存在だったら。

 

  普段奥さんと2人でしている、ホールの仕事を私ひとりで出来るほど成長していたら。

 

  私は奥さんに何か出来ていただろうか。

 

  今回のブログは、私の自戒である。

  特に実のない話だが、それでも私はこの話をどこかに書き留めておかなければと感じている。

 

  お付き合い下さりどうもありがとうございました。

中学時代の同級生にネットストーカーされそうになった話

 高校一年生の冬。

 中学卒業以来、連絡すらとっていなかった異性の同級生から連絡が来た。

 

「久しぶり!元気しよる??」

 

 中学時代、そこそこ話す仲でしかなかった彼からの連絡に、少し戸惑いを覚えつつ、「元気だよ!」と返す。

 そこから他愛もない話をするようになりだした。

 

 当時うつ病を本格的に患い、通信制高校に通っていた私は、久しぶりの「友達」との会話に浮かれていたのかもしれない。

 或いは異性からの突然の連絡に、恋愛的な期待もしていたかも。

 

「俺今病んでてさ。話聞いてくれん?」

 

 いつものようにDMで話していた時、こんなことを言われた。

 それは当たり障りのない、相談事の始まり方で、私も自分が同じような状況だからこそ、話を聞くことにした。

 

 私と彼は、小学校からの同級生。

 小・中の彼の印象は、「頭が良く、真面目な人」

 

 クラスの役員になったりする程、本当に真面目な印象だったから、彼からこの相談を受けた時、凄く心配したのを覚えている。

 そして、それほど真面目だったからこそ、様子がおかしくなった彼が、本当に私の知っている彼なのかにわかに信じがたかった。

 

  彼の様子がおかしくなり始めたのは、この相談からだった。

 

  些細なことだが、苗字で呼ばれていたのが、名前呼び捨てに変化した。

 都合上、私の仮名を「さゆり」としよう。

 

「さゆり何してたん?」

「さゆり可愛いよな」

 

 可愛いと言われて、少し浮かれていた自分も居た。

 しかし、相談を持ちかけてきた割には、一切そういった話がないことだけが引っかかっていた。

 

 初めの絡み方はこの程度だったが、段々と様子がおかしくなっていった。

 これは当時のDMのスクショである。

 

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 このようなメッセージが、私が何を言おうとも延々と送られてくるようになった。

 

 これは性別関係なくわかって貰えると思うのだが、好意を寄せていない人物から、冗談でなくこのようなメッセージが送られてきたら怖いと感じるのが普通である。       

 私も1秒単位で送られてくるメッセージに戦々恐々した。

 

 またこれの他にも、

 

「今からさゆりの家行く」

「今さゆりの家の前に居る」

 

と言われたりもした。

 

 小さな田舎町で育った私たちは、お互いの家を把握しているし、ものの数十分で向かうことが出来る。

 

  今思うえば、この時点でブロックし、関係を断ち切るべきだった。

 それでも先程も書いたように、彼は真面目な人。

 人のいい彼を知っていて、仲良くしていたからこそ、このDMを信じられず、私はトークを続けてしまった。

 

 それから「しゅきしゅき」言われるDMに、軽く流す日々が続いた。

 また、家へ向かう、等の連絡は徐々に無くなっていた。

 連絡をする頻度を減らし、徐々にフェードアウトさせていこうと考えていた気がする。

 

 読んでくださってる方の中には、私のことを「馬鹿だろ」と思う方もいるかもしれない。

 でも当時の私はお人好しなレベルで彼を心配していたし、中学時代の友人が変になってしまっては後味が悪い。

 

 その後一週間ほどが経った。

 ここで1つ、ある友人からのDMを掲載しようと思う。

 

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 嫌な予感がした方。ご明察です。

 

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 彼は、私たちの共通の知り合いのアカウントを半分乗っ取り、連絡してくるようになったのだ。

 私だけならまだしも、友人(余談だが、中学時代の想い人だった)まで巻き込むなんて、とついに堪忍袋の緒が切れた。

 

 ここからは当時のDMが消えてしまっているため、実際のスクリーンショットを載せれないのが残念なのだが、

「いい加減にして、さすがに引いてる」

的なことを言った気がする。

 

 彼からの返信は、「ごめん」の嵐。

 

「ごめん、俺が悪かった」

「さゆり嫌いにならないで」

「さゆりしゅき」

 

 またもや1秒単位で送られてくるメッセージ。

 ドン引きして返信できずにいた私の元に届いた次のメッセージ、

 

「さゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆりさゆり」…

 

スクロールしても終わらない、1面の「「さゆり」」

 

 本当に当時のDMが残っていないのが悔やまれる。

  家の前に居ると言われた時よりも、意味のわからない「しゅきしゅき」DMが届いた時よりも、何よりも恐怖したのを覚えている。

 

 この瞬間全てのSNSで彼をブロックした。

 

 あれから約3年。

 彼からの連絡は、友人のアカウント含め一切ない。

 私のブロックで心を入れ替えたのか、はたまた新しいターゲットに乗り換えたのか…。

 そこは私には分からない。

 

 様子のおかしくなった彼と連絡をとっていたのは、たったの3週間ほどである。

 それでも、ブロックしてから数ヶ月は、家の前に彼がいるのではないか、と怯える日々が続いたし、今でも彼に似た人を見かけると反応してしまう。

 

 実害はほぼなかった。

 だがあの日ブロックしていなかったら、いや、もっと親身になっていたら。

 当時よりも固執され、実害が出ていたかもしれない…。

 

 ここまで読んでくださってありがとうございました。

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吹奏楽の強豪校で一年レギュラーになった私の練習法

 初めまして。おちゃっぱといいます。
今回は私が中学生だったころの、部活の話をしていこうと思います。


初めに

 まず本題に入る前に、軽く自己紹介をしますね。

 私が吹奏楽をしていたのは、中学生の頃。
 楽器はトランペットです。
 
 総部員数は決して多くはなく、吹奏楽連盟の規定ギリギリの年もあるほどの小さな部活でした。
 ですが、全日本吹奏楽コンクールに連続出場、金賞受賞をしたこともある強豪きょうでした。

 通常一年生はレギュラーメンバーに入れない中、一年レギュラーになった私の当時の練習法、顧問の話をお話していきます。

 四月から新しく部活に入る方、今現在所属している方の参考になればと思います。

楽器の練習法

①とにかく基礎!
  
 これは全楽器に共通して言えることですが、何よりも「基礎基本」が大事になっていきます。

 例えば農作物を作るとしましょう。
 普通はまず田を耕して、水を引くところから始めますよね。

 それをせずに、いきなりただの土に種を植えたらどうなるでしょうか。

 当然土・水などの、環境が整っていない状態では育つものも育ちません。
 楽器もこれと同じです。

 演奏の基礎基本である「息」と腹筋による「支え」

 これらが完璧にできて初めて、きれいな音が出せるようになります。




②一歩進んで、二歩振り返る

 「一歩進んで二歩下がる」じゃないの?と思った方。
 練習において、後退は禁物です。

 ですが、時には過去の自分と比較し、研究することも大切になってきます。
 そこで見出しにある通り、二歩振り返ってみましょう。

 では具体的にどうするか。
 方法は様々ですが、今回は特に行っていた一つをご紹介します。

【録音する】
 単純かつ、今すぐできますね。
 でもこれはとても有効です。

 自分の音が客観視できるということは、指揮者と聞く立場が同じであるということ。
 聞いて理解することで、指示により着いていけるようになれます。

 今のタンギングはいまいちだったな。
 個々のクレシェンド、もっと分かりやすくしてみよう。

 色んな発見が見つかると思います。




③速さを変えて何度も繰り返す

 最後にご紹介するのはこちらです。
 速度変え練習法。

 多くの方は、実際のテンポで練習しているかと思います。
 そこをグッと堪えて、一度ゆっくりのテンポで練習してみませんか。

 特にアップテンポでの連符などは、運指と舌がずれてしまったり、音色が汚くなってしまったりします。
 それを防ぎ、改善していくための練習法になります。

 はじめはとてもゆっくりから、徐々にスピードを上げて、最後は実際のテンポへ…。
 と、段階を踏んで練習していました。


 以上が主に行っていた楽器の練習法です。
 今からは見える化についてご紹介しますね。

見える化

 「見える化」っていう言葉はどこかしらで聞いたことがあるかもしれません。
 そのままの意味で、問題点を分かりやすく見えるようにすることです。

 私は当時、毎日家でその日の反省点や課題点をメモし、次の日の練習に活かす、という事をしていました。

 自分で気づいた課題点の他にも、先輩や顧問から言われたこと、個人に限らず、パートや全体の課題点もメモするようにしていました。

 そうすることで、その日に何を練習しなければならないのかがすぐにわかり、どこ練習しようかなぁと楽譜をペラペラするだけの時間が無くなります。

 この「見える化」は合う合わないあるので、一概にも良いとは言えませんが、個人的にはとても有効だった取り組みの一つです。

最後に

 いかがでしたか?
 個人的な意見にはなりますが、参考になればと思います。

 また、こちらの記事が好評であれば、続編を考えています。
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先月彼氏と別れた。

 

 先月彼氏と別れた。

 2月10日のことだった。

 

「好きが、恋愛が何なのか分かんなくなった。」

 

 元カレに言われた別れ文句。

 大学一回生だった私たちの交際期間はそんなに長く無くて、たったの三か月。

 

 私が好きになって、私から二回も告白してようやく付き合えた相手だった。

 一回目の告白当時、彼は

 

「恋が分からないから、」

 

 と、似たようなセリフで私を振った。

 それでもいい、好きにさせて見せる、と私が粘って始まった交際だった。

 

 それから三か月、本当に幸せだった。

 最初の一週間ほどで彼は「好きになった」と言ってくれたし、たくさん色んな所に行った。

 2月8日は私たちの三か月記念だった。

 

 別れる前兆は本当になくて、下世話な話、別れ話が始まる二日前まで彼からの誘いでえっちだってした。

 記念日はここに行こう、半年記念はお泊りがしたいね、なんて彼の口から聞いた。

 本当に本当に、なかった。

 

 当たり前のように記念日を迎えて、一緒に春を迎えるんだと思っていた。

 今でも8日になると胸が痛むし、彼と一緒に見ようといった桜の木を見ては涙が零れそうになる。

 

 私はまだ立ち直れていないのだ。

 彼は私の20年という短い時間の中で、一番に愛した人だった。

 嫌なところも、丸ごと大きな愛で包み込めるような。

 それ程大好きで、愛していた人だった。

 

 別れてからもうすぐ二か月が経とうとしてる。

 私もいつまでもうじうじ悩むのは嫌で、今流行りの出会い系アプリに登録して、何人かの人と会ってみたりした。

 告白まがいのこともされた。

 でも、いつだって脳裏に浮かぶのは彼一人で。

 

 ここは彼と行った場所。

 ここは行こうねって話してた場所。

 ここでこんなこと言われたっけ。

 

 なんて全部彼、彼、彼…。

もう本当に嫌になってくる。

 

 どれだけ私があの人のことが好きだと思っているんだろう。

 本当に世界で一番大好きだ。

 

 でもこれは両者の気持ちが一緒でないと解決する話じゃない。

 私一人が好きじゃどうにもならない。

 彼がヨリを戻したいと思ってくれないとダメ。

 

 絶対にそんな日は来ないのに。

 

 書いていて泣きそうになってきた。

 もう体目的でも何でもいい。早く私の中の彼を拭い去ってほしい。

 元カレの存在が消えれば、私も上手く前を向けるはずなんだ。

 

 だからと言って、ヤリモクなんて元カレは絶対に嫌がる人。少しでも私の中に彼の嫌いな要素を増やしたくない。

 結局私は病みストーリーの長い版みたいなブログをあげることしかできない。

 あーあ、幸せになりたいな。